閉じる

会員登録(無料)

「お金」を学べる。いちばん身近な資産運用ポータルサイト

くらし×お金

有井太郎+プレスラボ有井太郎+プレスラボ

2015.03.18

最近よく聞く「農家は儲かる」は本当か聞いてみた!

「農家は儲かる」は本当か最近、にわかに注目を浴びている「農家」。「サラリーマンを辞めて農業を始めたい」と志す人も増えているようです。そこで気になるのがお金の面。農業は、率直に“儲かる”職業なのでしょうか?実家が農家であり、農業に精通するライターのA氏に、詳しい実情を聞きました。

儲けるためには、「農協を使わない」

―――ずばり、農業は“儲かる”職業といえるでしょうか?

「正直なところ、普通に作物を育てて農協に出荷する形では厳しいと思います。目指すならば作物をプレミアム化して独自で販路を築いた方がいいです。農協に出荷しても買い叩かれる可能性があり、それほど儲からないのが現状です。私の知っているベビーリーフ農家は、農協に出さず自分で営業して販路を開拓していますね。東京の三ツ星レストランなどを対象に、高品質のベビーリーフを1袋数百円のプレミアム価格で販売して成功しています。」

天候リスクの少ない作物を選ぶこと

―――販路と同様、農業をする上では「作物選び」も重要になると思います。儲けやすい作物はあるのでしょうか?

「ズッキーニやルッコラ、チコリーなど、作っている人がそれほど多くなくて、しかもビニールハウスがあれば幅広い時期に収穫できる作物が強いですね。1年に一度しか収穫できない作物で露地栽培をすると、どうしても気候に影響を受けてしまうので、リスクが高くなります。加えてお米の場合は、政府の減反政策にも影響されるので、なお大変ですね。お米は今から参入するにはリスクが高い作物だと思います。
農水省が公開している資料に、「農業経営統計調査(※平成19年調査で廃止)」というものがあり、主要な露地野菜と施設野菜について、年産での農業所得(粗収益-経費)とそれに掛かる労働時間をまとめています。農業に興味のある方は参考にしてみると良いと思います。」

参考:農林水産省-農業経営統計調査 品目別経営統計

農家で稼ぐには、営業力がポイント

―――総合すると、農業で儲けるのはそう簡単ではないということでしょうか?

「どんな職業においても同じですが、儲けるためにはかなりの工夫と営業力が必要だと思います。小規模な露地栽培で大きな収益を上げるのは難しいでしょうね。規模については、なるべく大型化してビニールハウスを複数棟持ち、パートを雇って毎日出荷できるだけの体制と注文を受けることが必須。これができれば収益性が上がると思います。転職して農業にチャレンジする場合、きちんと作物を育てられるか心配する人が多いですが、立派な作物を育てても稼ぐために必要なのは営業力。販路を作るのは大変ですが、本当に良い物を作っていれば自信をもって直接レストランに営業をかけられるはず。シェフたちも安くて良い物を使いたいと思っているので、そこが儲かるかどうかのカギになると思います。」

―――農家は「地道な作業」というイメージでしたが、利益を大きく出すには「営業力」が重要になるんですね。農業への転職を考えている人は、農業の知識だけでなく、営業の腕も鍛えたいところですね。

コメントを書く

 

利用規約プライバシーポリシーを確認し、同意の上で投稿してください。

お金に関するアンケートやFXバーチャルコンテストに参加して賞品をゲットしよう!

会員登録(無料)

Harmoney.jpとは?